グランフロント大阪・北館

グランフロント大阪は4棟から構成されている施設で、グランフロント大阪北館はJR大阪駅から数えて2棟目に当たりますが、3棟目はインターコンチネンタルホテルになっていて、館内ではつながっているため、2棟含めてグランフロント大阪北館と呼ばれています。グランフロント大阪北館はオフィスと店舗、ホテルで構成されていて、特に目玉となっているのが、「ナレッジ・キャピタル」です。「ナレッジ・キャピタル」は、世界の「感性」や「技術」を持ち寄り、コラボすることで新たな価値を生み出すことをコンセプトにしていて、国内外の産官学の「知」の交流を目指す知的創造拠点と位置付けられています。同じくナレッジ・キャピタルの中核施設「ナレッジプラザ」では、アクティブラボ・アクティブスタジオ、カフェラボ・イベントラボの4つのフロアから成り立っている「The Lab（ザ・ラボ）」があり、一般の美術館では行われないようなイベントを催したり、イベントとコラボしたカフェを展開したりしています。北館中心の空間は、天井まで吹き抜けとなっているため、クリスマスツリーが飾られたり、チアダンスの演技が行われたり、新車の展示が行われたりと様々な催しにも利用されています。また、産官学連携を目指した「ナレッジ・キャピタル」では、近畿大学が近大マグロなどの養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み近畿大学水産研究所」を、日本サブウェイが野菜工場を取り入れた店舗「サブウェイ野菜ラボ」を、ロート製薬が「薬膳×栄養学」の考えをベースに取り入れたレストラン「旬穀旬菜」を開業させています。そのほかにも、無印良品の旗艦店や「HDC大阪店」があり、スキャンティークやカリモクなどの家具やキッチンのショールームが並びます。