堂島アバンザ

堂島アバンザは2000年竣工の大阪キタエリアの堂島にあるオフィスビルです。堂島のランドマーク的存在となっています。

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堂島アバンザの概要

大阪市北区堂島の四つ橋筋に面して建っていている建物は、前のスペースが広くとられていて、都会のオアシスのような緑がたくさんある空間になっています。

また、堂島アバンザの前身は毎日新聞大阪本社だったため、玄関前に広くとられたスペースは毎日新聞大阪本社の旧社屋玄関にあった玄関ポーチがそのままモニュメントとして設置されています。

敷地内に堂島薬師堂も安置されています。2.3階部分に本屋のジュンク堂書店大阪本店が入居し、高層階はオフィスビルになっていて、北海道放送や大分包装などの放送局を始め、西日本高速道路本社および関係機関が多く入居しています。

地下のグルメフロアからそのままドージマ地下センターと直結しています。最寄り駅は大阪メトロ四つ橋線西梅田、JR東西線北新地駅です。ちょうどバブル崩壊の時期に竣工したため、当初の予定では地上43階、高さ191mの高いビルの予定が、地上23階地下2階の建物になってしまいました。

堂島薬師堂

堂島薬師堂(どうじまやくしどう)は、堂島アバンサの庭園内にある薬師堂で、マジックミラー約170枚と石を組み合わせた直径7ⅿの銀色なモダンな外観が特徴的です。これは、堂島アバンザのモダンな建物に調和するようにということでそのようにデザインされたといわれています。

球状のまるで宇宙の天体のような形になっていて、中には室町時代に作られた薬師如来像、地蔵菩薩像、弘法大師像などが安置されています。蓮の花のオブジェが咲く円形の池がお堂の周りに作られています。

その池の正面には合掌のモチーフの燭台やベンチが置かれていて、いつでもお詣りできるようになっています。堂島薬師堂の近くには、参道をイメージした橋がかけられていて、周りは大木に囲まれ鎮守の森のようになっています。堂島薬師堂では、毎年恒例行事としてお水汲み祭り、弁財天まつりなどが行われ、無病息災や商売繁盛の祈願がされます。

もとは、聖徳太子の時代に暴風雨で難破した船が流れ着いた場所にお堂を建てたのが始まりだとされています。お堂のある島ということでこの地を堂島と呼ぶようになったといわれています。その後、毎日新聞大阪本社の建設で東の方に移転していたものの、堂島アバンザを建設するにあたって、元の場所に戻り安置されることになりました。

毎日新聞大阪本社の玄関ポーチ

堂島アバンザの庭園内にある石造りの重厚なモニュメントは旧毎日新聞大阪本社の玄関ポーチです。毎日新聞大阪本社は1922年に堂島に建てられました。当時、鉄筋コンクリート造りで地上5階地下1階建てだった毎日新聞大阪本社は、周りをどっしりとした石の外壁で囲まれていました。

内部は高い天井とフローリングの床、当時にはまだ珍しかった蛇腹になったドアで開閉するエレベーターがついた大正ロマンを思わせるようなモダンな建造物だったといわれています。その後、戦災を経て、それでも消失することなく残ったものの、1992年、西梅田に移転することが決まり、長い歴史に幕を閉じることになりました。

そして、毎日新聞社がここにあったという歴史を残すために玄関ポーチをモニュメントとして残しました。待ち合わせスポットになりますよ。

ジュンク堂書店大阪本店

ジュンク堂書店は、株式会社丸善ジュンク堂書店が運営している大手書店チェーンです。ジュンク堂書店の名前はジュンク堂書店の企業者の父である工藤淳の名前から付けていて、苦肉の策で父の名前を逆さにつけたら、先代が気に入ってそのまま使うことにしたといいます。

本と文具の品揃えにこだわり、図書館よりも図書館らしい店づくりを目指し、豊富な商品知識を持った販売員の育成などを経営理念として掲げています。ジュンク堂書店は三宮店がはじまりです。大阪は本店と呼ばれていますが、池袋も本店で、ジュンク堂書店は他の店舗に展開するためのメインとなる巨大な店舗を本店と位置付けています。

もともと、ジュンク堂書店は、他の書店よりも品ぞろえが多いと評判で、1000坪以上の売り場面積がある店舗の多いところが特徴です。その中でも大阪本店の売り場面積は2000坪以上あり、どの分野の書籍も偏ることなく数多くそろえています。

そのため、ターミナル駅から離れたところに出店しても、わざわざ来店する顧客が多く、カフェやイス、机などを置いて、図書館風に作り込み、立ち読みはどころか、座り読みも歓迎しています。

1963年に神戸元町本通りで株式会社大同書房として創業します。その後、1976年三宮センター街に移転し、名前も変更し、ジュンク堂書店三宮店が開業します。そして、神戸を中心に大阪や東京にも店舗を増やしますが、堂島アバンザに大阪本店が開店したのは1999年です。

この時、売り場面積は1480坪もあり、当時では日本最大といわれていました。2001年ダイエー三宮駅前店8Fにマンガ専門店として漫画館三宮駅前店を開業します。200坪あり、こちらも漫画専門店としては当時国内最大級を誇りました。

2010年にはすでに日本全国に展開していましたが、さらに台湾やパリにも進出し、大阪市キタエリアにあるチャスカ茶屋町に2060坪という日本最大の売場面積を誇る「MARUZEN & ジュンク堂書店」をオープンしました。

堂島アバンザのフロア

堂島アバンザのかなりのフロアがオフィスになっています。その中で一般に立ち寄れる階を紹介します。

地下1階はダイニングフロアです。アートフルーツ専門カフェのアートフルーツファクトリーミント、寿司のがんこ、アメリカ最大級のステーキハウスのアウトバックステーキハウス梅田店、があります。オーダースーツ・タキシード専門店イズント堂島店もこの階です。

1階は喫茶とステーショナリーのフロアです。コーヒーストアのカフェルカや、ロビー喫茶のサリダ、岐津トトステーショナリーの専門店ギフショナリー・デルタなどがあります。また、この階には堂島アバンザ郵便局もあります。

2階、3階は書籍のフロアです。ジュンク堂書店大阪本店があります。

5階はクリニックのフロアです。歯科の浦野歯科診療所や糖尿病内科のもりた堂島クリニックがあります。

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